2025年までにNTT固定電話網(PSTN)はIP網へ移行予定。2. IP電話サービス導入方法

今回は前回の続き。前回の投稿では2024年1月から2025年1月にかけてNTT東西は固定電話網(PSTN)をIP網へ移行することについて、その概要を説明しました。また、その際、IP電話サービスの利用について触れましたが今回はさらに掘り下げて、実際に企業が採用したIP電話サービスの具体的な導入方法についてシステム目線で紹介します。 キャリアのIP電話サービスとは?
従来のPSTN回線とは別にIP網による電話サービスです。2019年現在、日本では主に以下のようなものがあります。

続きを読む

2025年までにNTT固定電話網(PSTN)はIP網へ移行予定。1. 企業への影響とその対応

皆さんご存知の通り、2024年1月から2025年1月にかけてNTT東西は固定電話網(PSTN)をIP網へ移行する予定です。そのため今回はこのPSTNのIP網への移行とは何なのか?コールセンターに限らず、電話回線を多く扱う企業へのメリットデメリットについてまとめていきたいと思います。

続きを読む

Let’s EncryptでワイルドカードSSL証明書を取得して複数Webサイトを運営する。(Tomcat 8.5 + CentOS)

Let’s Encrypt とは無料でSSL証明書を発行してくれるサービスおよびその認証局のことを指します。前回、Let’s Encryptを利用して取得したSSL証明書を取得した後、Tomcatにインストールする手順を紹介しましたが、今回はその第二弾、応用編です。Let’sEncryptを利用してワイルドカード証明書を取得します。

続きを読む

Let’s Encryptで取得したSSL証明書をTomcatで使用する手順紹介。CentOS使用

Let’s Encrypt とは無料でSSL証明書を発行してくれるサービスおよびその認証局のことを指します。

今回はCentOS上で稼働するTomcatにLet’s Encryptを利用して取得したSSL証明書をインストールする手順を紹介します。通常、Let’s Encryptではクライアントソフトウェアである、Certbotを使用してSSL証明書の取得・更新作業を行います。このCertbotを利用することにより証明書の取得・インストール・更新のプロセスを自動化することもできます。
今回は基本的なコマンド入力によるSSL証明書の取得手順と、Tomcatへの導入手順を紹介します。

続きを読む

VoIP/WebRTC技術者のためのSTUN/TURN サーバー解説。その3. 「さくらのVPS」でつくるSTUN/TURN サーバー(セットアップ編)。

今回はSTUN/TURN サーバー解説の3回目です。前回(第2回)のインストール編は「TURNサーバー構築の目的」、「さくらVPSの紹介」、「事前のネットワーク設定」、「TURNサーバのオープンソフトウェアであるCOTURNのインストール」について説明しています。前回をまだ見てない方はそちらから見ることをオススメします。今回はCOTURNをインストールしていることを前提に、TURNサーバーをセットアップしていきます。また、前回同様、「さくらのVPS 」を利用して構築していきます。STUN/TURNについて、ぼんやりと知っているという方にはこの記事に沿って実際に構築してみることを今回も強くオススメします。実際に手を動かしてみると本当の理解が早いです。

続きを読む

VoIP/WebRTC技術者のためのSTUN/TURN サーバー解説。その2. 「さくらのVPS」でつくるSTUN/TURN サーバー(インストール編)。

今回はSTUN/TURN サーバー解説の続きです。前回はSTUN/TURNについての簡単な説明がメインでしたが、今回は実際にSTUN/TURNサーバーを「さくらのVPS 」を利用して構築してみます。STUN/TURNについて、ぼんやりと知っているという方にはこの記事に沿って実際に構築してみることを強くオススメします。実際に手を動かしてみると本当の理解が早いです。

続きを読む

VoIP/WebRTC技術者のためのSTUN/TURN サーバー解説。その1. STUN/TURN サーバーとは?

今回から複数回にわたり、VoIPやWebRTCが抱える問題点とSTUN/TURNを利用したその解決方法について解説していきます。また具体的な説明にはオープンソースのSTUN/TURNサーバーである“COTURN”を使用します。

続きを読む

詳細解説! Cisco NexusをOpenFlow switchとして使ってみよう .(2. OpenFlow Agentのセットアップ)

今回はシスコの代表的なスイッチCisco Nexus をOpenFlowスイッチとして使うシリーズの第2回です。
まだ第1回を見ていない人は先にそちらを見てください。前回説明した通り、大まかな手順は以下の1-5ステップなのですが、今回は「2.”Plug-in for OpenFlow”のアンインストール」から見ていきます。

続きを読む

詳細解説! Cisco NexusをOpenFlow switchとして使ってみよう (1. Cisco Nexusの準備)

以前にOpen Flow対応のスイッチとしてオープンソースソフトウェアであるOpen vSwitchを紹介しましたが、今回はその第2弾、商用製品をOpenFlowスイッチとして使用してみます。

紹介するスイッチはシスコの代表的なスイッチCisco Nexusです。マニュアルによるとNexusシリーズではNexus 3000とNexus 9000がOpenFlowに対応しているようです。

Cisco 公式のWebマニュアルはこちら(英語ですが)。

続きを読む