シリコンバレー紹介 [その2 シリコンバレーでの生活防衛(通信費)]

前回、[その1 シリコンバレー 住んでみたらこんなトコ]で軽く触れましたが、シリコンバレーは物価が高いため、収入の少ない人が生活するにはそれなりに工夫が必要です。若い人であればルームシェアなどして住居費用を抑えることもできるかもしれませんが、家族がいるとそういう訳にもいきません。そのため抑えることのできる他の固定費はおさえていきたいところです。

このブログではシリコンバレーでそのような悩みを抱えるビジネスマンの方たちに少しでも役立つ情報をお伝えていきたいと思います。そして、これからシリコンバレーに来てビジネスをしようと志している皆さんがテレビやメディアからの情報だけを元に「シリコンバレー物価が高いからな~」と諦めてしまわないことを願っています。^^;

 

通信費用を抑える

前回も触れましたが、シリコンバレーの通信事情は良くありません。個人的な感想もあるとは思いますが日本のように速度が早くもなく、安定もしていません。ネットワークはよく遅延や「ホストが解決できない」といった障害を起こしています。それなのに値段が高いため初めてこちらに来た方は憤りを感じるかもしれません。「ネットワークをIT関連の仕事で使用している」などプロユースでない限り、通信のサービスレベルは「アメリカ品質」として諦めたほうがイライラしない分だけ楽だと思います。
しかし、費用は抑えたいですよね。今からご紹介する方法は一例ですが、同じような境遇の方には有効だと思います。

固定通信費
シリコンバレーを含むベイエリアでハバを利かせている通信会社はWave(旧astound)とComcastです。正直どちらも似たり寄ったりです。住むアパートやコンドミニアムによっては会社を指定されていることがありますので、借りる前に確認しましょう。
じゃあ、それほど固定費は変わらないんじゃないの?と思うかもしれませんが、Tipsとしてご紹介できることは「ケーブルテレビは契約しない」ということです。ケーブルテレビが当たり前のように思われがちですが、ベイエリアでも地上波はあります。これで月に40ドル程度は浮くと思います。

モバイル通信費
ソフトバンクの孫さんがSprintを買収したため、アメリカのモバイル業界は有名になりましたね。皆さんも知っている通り、以下の序列がそのままベイエリアにも当てはまります。
1.Verizon
2.AT&T

 3.Sprint
 4.T-Mobile

上位2社はカバー範囲や安定感を売りに、3位以下は価格の安さを前面に出しています。特にSprintは連日のように「VerizonやATTユーザのインボイスを半額にする」というCMを流しています。

それではこれから日本からシリコンバレーにやってくる人はどうすべきでしょう?そもそもスマホ(携帯電話)は必要でしょうか。会社にも自宅にもネットはありますし、移動はもっぱら車のはずです。

私なりに出した答えは、やはりスマホ(携帯)は必要です。別の回に書きますが、USに来てから多くの手続きがありますが、携帯の電話番号を書く機会が多々ありますし、やはりこちらで生活の基盤を構築していく上で携帯電話は欠かせません。特にサンフランシスコ国際空港に降り立った初日から使いたいシロモノです。

私の経験から行くとスムーズ&安くという場合は以下の手順が良いと思います。

1.プリペイド型のケータイを日本で契約し、番号も本体も事前に取得。
->こうすることで渡米前に関係者の皆さんにアメリカでの番号をお伝えできますので、非常にスムーズです。これらのサービスはKDDIなどから月額40ドル前後であります。

2.本格的にUSの携帯電話に切り替える。
->渡米後、落ち着いたら自分の生活やモバイルの使用に合わせた携帯会社、プランに変更しましょう。数か月後にはUSでの銀行口座も開設し、クレジットカードやSSNナンバーもできていると思います。

3.おススメは?
やっと、本題ですね。勿論、シリコンバレーならではの答えを用意しています。ここは世界最先端の実験場ですので。
ズバリ、おススメは上記4社ではありません。おススメは、Freedom Popです。なぜなら通信料タダだから。

そう。タダです。

通信方式を満たす機種が必要ですが(無ければ機種の購入も勿論可能です)。この会社はUSに来て驚いたいくつかの会社の中の一つです。いわゆるMVNO(仮想移動体通信事業者)で、sprint網を使用しているらしいですが、消費者から見ればそんなこと関係ありません。タダの通信会社があるというだけですよね。実際、ウチでは妻が使ってますが特に困ったこともなく快適なため、今でも使っています。

個人的にはこの会社のビジネスモデルと今後の行く末に非常に興味がありますが、別にキャリアの回し者ではないであくまで生活防衛という視点でのご紹介です。^^

次回も引き続きシリコンバレーの生活防衛についてご紹介します。若い皆さんのシリコンバレー行きの気持ちのハードルが下がることを願っています!

 

 

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