Cisco、10億ドルのクラウドサービス"InterCloud"の中止を決定
Dec 14, 2016
The Registerの記事によると、Ciscoは約10億ドルを掛けて構築したクラウドサービス”InterCloud”を来年2017年3月に中止を決定したと伝えています。
InterCloudは2014年に開始されたサービスで主にアマゾンなどのパブリッククラウドに対抗することを目的としていました。日本でも2015年頃から紹介され、NTTデータやCTCといったいくつかのベンダーはこのクラウドを担いでいた、または現在も担いでいるようです。しかし、まだ始まったばかりということもありそんなに多くの企業が本格的に使用している段階ではないと思います。
グローバルな観点ではAmazon, Microsoft, Google, Salesforceといったクラウドプロバイダーと比べ、Ciscoのクラウドプロバイダーとしてのプレゼンスはほとんどありません。また、前述のクラウドプロバイダーはCiscoの機器を使用しないよう独自開発のソフトウェア/ハードウェアを使用してクラウドを構築しています。
Network機器ベンダーとしてのプレゼンスは相変わらずのCiscoですが、クラウドサービスについてはhpと同じ末路を辿ってしまったということでしょうか。
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