CentOS7で構築 Open vSwitch オープンブイスイッチ[3. 仮想スイッチ作成]

CentOS7で構築 Open vSwitch オープンブイスイッチ [3. 仮想スイッチ作成]

 

 

CentOS7でOpen vSwitchを構築する第3回目の講座となります。前回は大まかな仮想スイッチ設定手順の説明でしたが、今回は実際にOpen vSwitchサーバのネットワークの設定とブリッジの作成を行います。前回の記事”CentOS7で構築 Open vSwitch オープンブイスイッチ[2. 仮想スイッチ設定手順]”をまだ未読の方はそちらを先にご覧ください。前提として今回もLinuxの知識が中級レベル以上の人を対象にしています。

 

 

1.仮想スイッチ(ブリッジ)の作成

 

データトラフィック用のブリッジ(下の図で青い所)を作成します。ここでは例として作成するOVSのブリッジ名を”ovsbr1″とします。

ovs_setup2

 Step1. まず事前にOSのネットワークサービスを停止しておきます。

 

Step2. 以下のコマンドでブリッジを追加します。

# ovs-vsctl add-br ovsbr1

 

 

Step3. 作成したブリッジに外部との接続用ポート”enp3so”を追加します。このネットワークインターフェース名はマシンによって変化しますのでご注意ください。

# ovs-vsctl add-port ovsbr1 enp3s0

 

Step4. 正しく作成されたかチェックします。

#ovs-vsctl list-ifaces ovsbr1

 

この作成したOVSブリッジには今後もう一つ内部の仮想ノードとの接続用にポート(上の図でのport1)を追加予定です。こちらの作業は内部仮想ノードの作成が完了してから行います。

 

 

2.Linuxブリッジの作成

 

OVSブリッジとは別にLinuxブリッジを一つ作成してください。こちらは管理用ネットワーク接続用です。

ここでは、Linux ブリッジ”lxbr1″を作成して、外部接続用インターフェースとしてenp2s0を追加するコマンドを例として紹介します。上の図を参照しながら確認してください。

 

これでOVSノードでの準備は整いました。いよいよ次回はLinuxコンテナ技術を利用した子仮想ノードの作成とその仮想ノードを今回作成したブリッジに接続する手順を紹介します。

 

ブリッジの作成

# nmcli con add type bridge ifname lxbr1

ブリッジの編集

# nmcli con modify bridge-lxbr1 bridge.stp no
# nmcli con modify bridge-lxbr1 ipv4.method manual ipv4.address "172.16.201.72/16" ipv4.gateway "172.16.0.1" 

ネットワークインターフェースをLinuxブリッジへ追加

# nmcli con add type bridge-slave ifname enp2s0 master bridge-lxbr1
# nmcli con del enp2s0

 

 

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