WebRTCはコンタクトセンター業界に地殻変動を起こすか? [第3回WebRTC関連のサービス]

WebRTCからコールセンターに関わるどういったサービスが生まれているかご紹介します。Webブラウザによるテレビ会議システム、UCシステム。既存コールセンターシステムへのアドオン。WebRTCプラットフォームとしての提供。IoTとしての利用。など、カテゴリに分けて説明します。

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VoIP技術者のための実践講座 [第3回WireSharkでIP-PBXシグナリングを見る]

今回で3回目の実践講座となります。前回WireSharkでSIPのシグナリングを見てきましたが、今回はIP-PBXではどういったメッセージのやり取りがなされているかを見ていくことにします。SIPサーバだけの場合と比較して、IP-PBXの場合は回線交換を主として多くの機能を使うことができるようになります。

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基礎から始めるIP-PBX [第3回 FXS/FXO との接続を理解する]

今回はIP-PBX自体からは少し離れて、FXS/FXOと呼ばれるものについて学習しましょう。FXSとはForeign eXchange Subscriber interface(port)の略です。平たく言えば、オフィスや家の壁についているプレートにあるジャックのことです。そしてその壁のプレートのジャックの先は電話会社へ繋がっています。FXOとはForeign eXchange Office interface(port)の略です。こちらはアナログ電話機やFAX、モデム側にあるジャックの事です。非常にシンプルですよね。また、アナログ電話機やFAX、モデムなどはFXOポートを持っていることから、「FXOデバイス」と呼ばれます。

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基礎から始めるIP-PBX [第2回 シグナリングにおけるIP-PBXの仕組み]

IP-PBXについて前回以下の2点について紹介しました。
1.IP-PBXはいわゆるサーバーであり、IPネットワーク、つまりWANやLAN経由でIP電話端末やソフトフォンと接続。2.従来の電話でいう所のPBXが行っていた回線交換をIPネットワークで行う。この前回でつかんだイメージをふまえ、今回は一歩踏み込んで次の2ついて紹介します。1.SIPサーバの機能とIP-PBXサーバの機能は何が違う?棲み分けは?2.具体的にIP-PBXを実現しているVoIP技術とは?

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BLF(Busy Lamp Fieldビジーランプフィールド)とSCA(Shared Call Appearance シェアードコールアピアランス)機能

「ラインキー」機能についての紹介です。一般の人はオフィスでよく見たことがあるのではないでしょうか。電話機にボタンがいくつも付いており、呼び出し中や話し中、保留中などでボタンの色や点滅方法が変化する、そうあれです。本記事では BLF(Busy Lamp Fieldビジーランプフィールド)とSCA(Shared Call Appearance シェアードコールアピアランス)の機能についてそのバックグラウンドを含めて簡単に説明します。

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VoIP技術者のための実践講座 [第2回WireSharkでSIPシグナリングを見る]

今回はWiresharkの具体的な使い方をご紹介しようと思います。本記事ではコールセンターシステム関連の技術者、すなわちVoIP(Voice/Video over Internet Protocolボイス/ビデオ オーバー インターネット プロトコル)技術者を想定しています。そのため今回はVoIPの代表的な通信プロトコルである、SIP (Session Initiation Protocol)のシグナリングを見ることを目標にWiresharkを使ってみようと思います。

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基礎から始めるIP-PBX[第1回 IP-PBXのイメージを掴もう]

コールセンターのシステムを説明する上で避けられない仕組みの一つと言えます。IP-PBXは電話機能ですので、基盤技術として確実にどのコールセンターでも使われています。まず、IP-PBXとは何でしょうか。スパッと言ってしまうとIPネットワーク内において従来の電話でPBXが行っていた回線交換を行う機能のことです。

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VoIP技術者のための実践講座 [第1回 WireSharkを使う]

「Wireshark」をご存知でしょうか。今やVoIP業界に限らず、ネットワークに関連する技術者の方々で、この名前を知らない人はいないのではないでしょうか。例えれば大工さんがカンナを知らないようなものでしょうか。今やVoIP業界においてネットワークに関連したトラブルがあると、Wiresharkで取得したパケットログを合わせて解析するということが当たり前となっています。

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IP電話乗っ取り被害の一部、NTT東西が返金

「IP電話」が乗っ取られて勝手に国際電話をかけられる問題で、NTT東日本、西日本は6日、既に請求した高額な国際電話料金の一部について、「料金相当額を負担する」と発表しました。流石のNTTも世論に配慮したということでしょうか。しかも、今回は停止要請されてから、停止するまでに発生した料金なので返金は当たり前だと思います。

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