VoIP/WebRTC技術者のためのSTUN/TURN サーバー解説。その2. 「さくらのVPS」でつくるSTUN/TURN サーバー(インストール編)。

今回はSTUN/TURN サーバー解説の続きです。前回はSTUN/TURNについての簡単な説明がメインでしたが、今回は実際にSTUN/TURNサーバーを「さくらのVPS 」を利用して構築してみます。STUN/TURNについて、ぼんやりと知っているという方にはこの記事に沿って実際に構築してみることを強くオススメします。実際に手を動かしてみると本当の理解が早いです。

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VoIP/WebRTC技術者のためのSTUN/TURN サーバー解説。その1. STUN/TURN サーバーとは?

今回から複数回にわたり、VoIPやWebRTCが抱える問題点とSTUN/TURNを利用したその解決方法について解説していきます。また具体的な説明にはオープンソースのSTUN/TURNサーバーである“COTURN”を使用します。

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詳細解説! Cisco NexusをOpenFlow switchとして使ってみよう .(2. OpenFlow Agentのセットアップ)

今回はシスコの代表的なスイッチCisco Nexus をOpenFlowスイッチとして使うシリーズの第2回です。
まだ第1回を見ていない人は先にそちらを見てください。前回説明した通り、大まかな手順は以下の1-5ステップなのですが、今回は「2.”Plug-in for OpenFlow”のアンインストール」から見ていきます。

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詳細解説! Cisco NexusをOpenFlow switchとして使ってみよう (1. Cisco Nexusの準備)

以前にOpen Flow対応のスイッチとしてオープンソースソフトウェアであるOpen vSwitchを紹介しましたが、今回はその第2弾、商用製品をOpenFlowスイッチとして使用してみます。

紹介するスイッチはシスコの代表的なスイッチCisco Nexusです。マニュアルによるとNexusシリーズではNexus 3000とNexus 9000がOpenFlowに対応しているようです。

Cisco 公式のWebマニュアルはこちら(英語ですが)。

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CentOS6 で構築 OpenVPN 2.4.2 (1. インストール編)

VPN接続のスタンダードともいえるOpenVPN(https://openvpn.net/)ですが先月(2017.5)最新版2.4.2がリリースされました。
既にOpenVPN環境を構築してVPN接続を利用している法人/個人の方も多くいらっしゃると思います。今回はバージョンが古いままOpenVPNを使い続けている方、これから使ってみようという方を対象として、最新版2.4.2のセットアップ方法を紹介します。

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SIP負荷テストツール”SIPp”を使ってみる。(RTP送信編)

前回、「SIPp」 というツールを紹介しましたが、反響が大きかったので第2弾です。非常に有用なツールであることは前回紹介した通り。今回はその応用編として、SIPpを利用してRTPパケットを送信/受信する方法をご紹介します。実際のSIPサーバやIP-PBXはRTPパケットをリレーしていることが多く、パフォーマンステストではSIPメッセージだけではなく、RTPパケットを送信して負荷を掛けることが多々あります。

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VOIP関連よくあるトラブルベスト10

今回はテレフォニーシステムの構築/運用にあたり、よくあるシステムトラブルについてまとめました。なにかシステムに異常が発生したときはこれらの可能性を疑ってみるのもいかが?
1.ネットワークがそもそも接続されていない。

初期トラブルとしてよくある問題です。そもそもネットワーク環境をよく理解したエンジニアが現場にいない場合に発生します。
確認方法としてはまず、pingで疎通を確認します。環境によってはICMPはブロックされていることもあるため、wireshark等のパケットキャプチャツールを使用してそもそもパケットが到達しているかを確認します。

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SIP負荷テストツール”SIPp”を使ってみる。

「SIPp」 というツールをご存知でしょうか。非常に有用なツールでSIPプロダクトをテストする際に多くのケースで使用されます。設定は主にXMLファイル形式の設定ファイルで行います。そのため少し面倒な点もありますが、なんといっても動作が軽い。負荷テストにおいて、負荷を与える側のシミュレータとして使用する場合が多いようです。

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CentOS7で構築 Open vSwitch オープンブイスイッチ[4. 仮想子ノード作成]

CentOS7でOpen vSwitchを構築する第4回目の講座となります。前回、仮想スイッチを作成しましたが、今回はLinuxのコンテナ技術を使って仮想子ノードを作成し、この仮想ノードを仮想スイッチに接続します。前回の記事”CentOS7で構築 Open vSwitch オープンブイスイッチ[3. 仮想スイッチ作成]”をまだ未読の方はそちらを先にご覧ください。前提として今回もLinuxの知識が中級レベル以上の人を対象にしています。

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