今日から使える実践技術 [3. IP電話機(Yealink T4X)で実際にプロビジョニングを行ってみる]

前回「今日から使える実践技術 [2. IP電話機メーカーによって違うプロビジョニング仕様]」では、IP電話機のプロビジョニングについて、各メーカーによって仕様が異なることについて説明しました。今回はさらに一歩踏み込んで実際のIP電話機を使用してプロビジョニングの設定手順を紹介しようと思います。

今回のプロビジョニングの例として、Yealink社のSIP-T48Gという機種を使用します。Yealink社のT4Xシリーズの他機種でもほぼ同じプロビジョニングの仕様です。

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今日から使える実践技術 [2. IP電話機メーカーによって違うプロビジョニング仕様]

前回「今日から使える実践技術 [1. IP電話機のプロビジョニングを理解する]」では、IP電話機のプロビジョニングの全体像について説明しました。今回はさらに一歩踏み込んで実際の各メーカーのIP電話機のプロビジョニング仕様を例に挙げてさらに理解を深めていこうと思います。

IP電話機のプロビジョニング機能は大変便利な機能です。しかしながら各メーカーによる仕様の違いのため、その利用についてのハードルが上がっていることも事実です。
どういう点が違うのでしょうか、IP電話機メーカー毎に違い、最も注意が必要な上位5点をピックアップして紹介していきます。

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今日から使える実践技術 [1. IP電話機のプロビジョニングを理解する]

プロビジョニングとは、主にIT分野において、物理的な機器設備の準備、仮想環境、クラウド環境などの準備や設定のことを指す言葉として広く使用されています。今回はその中でも特にIP電話機(SIPフォン)のプロビジョニング機能について説明します。

IP電話機のプロビジョニングとは?

IP電話機のプロビジョニングとは、リモートサーバーから各IP電話機の設定を自動で行う機能です。簡単な流れは以下です。

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基礎から始めるIP-PBX [第4回 FXOゲートウェイを使う際の注意点]

以前、FXO/FXSについて説明しましたが、今回はその続編というか、FXOゲートウェイを使用する際の注意点です。
FXOゲートウェイは便利な機器で、アナログ回線をLAN上のIP-PBXに接続することが可能です。以下前回のおさらいを簡単にしておきましょう。FXOゲートウェイはFXOポートを持ち、FXSと接続します。また、一方でFXOゲートウェイはLANポートを持ち、社内LANを経由してIP-PBXと接続します。

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